マイホームを断念すれば破産は防げる
マイホームを持つことは、多くのサラリーマンにとって最も大きな夢の一つであろう。
だが、必死に働き、その夢をかなえたと思ったら、実は借金地獄という悪夢に落ちていたという人も少なくない。
大手民間会社に勤めるC氏は、長く会社の社宅に住んでいたのだが、平成3年1月頃、大手不動産会社が売り出していた庭付一戸建ての分譲住宅の抽選に当たった。
C氏の収入を考えると支払いはやや無理があったのだが、どうしても一戸建ての住宅が欲しくて、C氏は住宅ローンも利用して4180万円で住宅を購入した。
ところが、住宅購入後のCさんの妻が次男、三男を出産して生活費がかさんできたため、住宅ローンやマイカーローン等の返済が苦しくなり、
次第にクレジット会社やサラ金会社から毎月の返済金の不足分を借金して返済に充てるようになった。
このような自転車操業を繰り返した結果、住宅ローン以外の債務だけでも1000万円を超えるようになり、
住宅ローンの毎月の支払いを加えると毎月の返済必要額は70万円近くにものぼり、
手取月収20万円くらいのCさんにとっては返済困難であることは明らか。
Cさんはその後、債権者数社から訴訟提起や給料差押えを受けたため、平成7年6月には勤務先を退職せざるを得なくなり、弁護士の元へ破産の相談に駆け込むことになった。
こうした住宅ローンが元で、破産の道を選ばざるを得なくなったサラリーマンが最近目立って増えている。
給料が上がり、マイホームの値段も上昇することを期待して購入したはずだったのに、バブル崩壊後の賃金減、地価急落のために、ローンの支払いが苦しくなり、
また売却してもローンが残ってしまう状況になったのが原因だ。
ローンの返済に苦しみ、思わず高利の消費者金融、クレジットカードに手を出す、そして後はお定まりのコース。
社会情勢の変動に左右されやすい住宅ローンは、先を見通した余裕ある計画を立てることが大切である。
それが無理なら、一時、断念する勇気を。
無理なローンで破産するよりも、いつか訪れるに違いないチャンスを待つことだ。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:借金返済
トラックバック(0)
http://yg-away.biz/mt/mt-tb.cgi/871


