無人契約機は地獄の入り口と思え!
新聞、雑誌を眺めていると「無人契約機」とか「自動契約機」とかの広告がやたらと目につく。
だいたいはブランドごとに可愛らしい愛称がついていて
「¥enむすび」「お自動さん」「むじんくん」「いらっしゃいましーん」「ひタッチくん」「ひとりででき太」…、
と実にさまざまだ。
これはサラ金のカードを機械操作のみで発行できるもので、数年前に登場して以来、あっという間に普及した。
サラ金業者は、この無人契約機により飛躍的に業績を伸ばし、いまや新規契約の7割が自動契約機によるものだといわれている。
「誰にも会わずにカードを持てる」ということがウリだが、機械操作でインプットしたデータは、裏の管理端末を通じて審査担当者によってしっかりと審査が行なわれていることを忘れてはならない。
無人機ブースにはカメラが設置されているので、これによって健康保険証や運転免許証などの確認も行なわれているし、不審な行動があればチェックされてしまう。
身分証明書類などがセットされると、別室や別の店で待機している審査担当者が電話などで本人かどうかを確認し、信用情報を調べる。
機械が壁になって「顔を会わさない」というだけで、あとは通常の与信とほとんど変わらない。
とはいえ、対人契約と比べ細かいチェックが不十分になりがちなため、これまではそこにつけこんだ犯罪行為を誘発したことも事実だ。
最近は減少傾向にあるとはいえ、現に、健康保険証を偽造したり、運転免許証の写真を張り替えるなど、他人になりすまして金を引き出す詐欺事件が多発している。
また、銀行カードローンだと申込みから実際の借り出しまで10日から3週間かかるのが普通だが、無人契約機は、前に座ってからわずか30分で何十万円も借りられる。
この気安さから、複数の無人契約機をやみくもに利用して借金地獄に陥る人が少なくない。
「手軽さ」を甘い誘い文句とする無人契約機は、使い方次第で都会の地獄になることを忘れないように。
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