消費者金融の過剰融資は断固としてはねのけよ!
栄え誇っている消費者金融ではあるが、他方では業者間の競争も厳しいものとなっている。
消費者信用市場が急膨張する中で、クレジット会社やローン会社は、会社の生き残りを賭けて、消費者に対し他社よりも一円でも多く貸し付けようと、しのぎを削っているのである。
その犠牲者となるのは結局、消費者なのだが…。
たとえば、個人タクシーを営んでいたB氏を例にあげよう。
B氏は病気のために一時休業せざるを得なくなり、生活費の不足を補うためサラ金から借り入れた。
10万円ほど借りては、分割払いで返済を行なっていたところ、担当者が
「Bさんはわが社で信用ができました。
もっと借りることができますよ。
どうです? 30万円ぐらい借りていかれては」
と、新たな借入れを熱心にすすめてきた。
B氏は計画外の借入れなので初めはためらったものの、生活が楽なわけではないこともあって、最終的に借りることにした。
だが、B氏は、この30万円の返済がなかなかうまくいかないことがきっかけとなって、他のサラ金にも手を出すようになり、負債は雪だるま式に増えていったのである。
サラ金は貸せば貸すほど儲かるしくみになっている。
そこで、消費者に過剰に融資しようとアノ手コノ手を使ってくる。
B氏の例のように、融資限度額が引き上げられたから、などと巧みな言葉をかけて高額の借入れをすすめてきても、安易に誘いに乗ってはならない。
なお、「貸金業の規制等に関する法律」では、サラ金業者の過剰な貸付を禁止しているし、過剰な貸付は実質的に無効とする判決もある。
自分の求める金額以上の貸付をしつこく行なおうとする業者には、断固たる拒絶の態度を見せることだ。
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