リストラ、倒産の巌が破産者を急増させている
Aさんは、コンピュータ関係の会社に勤務している。
数年前、田舎で事業を営む両親から、経営が厳しくなったので協力して欲しいと懇願されたため、消費者金融3社から50万円を借り、両親に送金することにした。
バブル崩壊後、経済不況のためAさんの勤務する会社もリストラや残業規制を行なったため、Aさんの給与も大幅に減ってしまい、
Aさんは両親のために借りたサラ金会社からの借金の返済が困難となり、クレジットカードやサラ金(消費者金融)のカードでキャッシングをして借金の返済にあてる自転車操業状熊となってしまった。
その結果、債権者17社から債務総額約700万円の債務を抱えるに至り、毎月の返済必要額も24万円くらいにまで膨れ上がった。
Aさんの当時の手取りは月収17万円ほどしかなく、これ以上借金の返済を続けることができないことは明らかになったので、弁護士と相談して、破産申立てをすることになった。
このAさんのように、多重債務に苦しみ悩んだあげく、自己破産を余儀なくされる人が急増している。
破産予備軍も150万人いるといわれ、カードローン地獄から抜け出す法に訪れる多重債務者は一向に後を絶たない。
多重債務者一人で、通常15社前後のクレジット・サラ金会社から700万〜800万円の債務を抱えており、中には厳しい催促、取立てを受け、家庭生活をメチャクチャにされたり自殺へ追い込まれる人も少なくない。
なぜ今、多重債務者が大量発生しているのか?
その大きな原因の一つとして、経済不況があげられる。
貸金・ボーナスカットによる収入減、リストラ・倒産による失業のため、
生活費が不足しクレジット・サラ金業者からの借入れに頼らざるをえなくなった生活苦型の多重債務者が急増しているのである。
リストラ、倒産の嵐が一向にやむ気配を見せない現在、A氏のたどった運命はいつ、誰の身にふりかかってもおかしくないのだ。
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